文化財保護のための科学技術
-3.11地震・津波、フィレンツエ洪水を乗り越えて-
"Preservation
of Cultural Heritage by Science and Technology "
Experience
from 3.11 Great East Japan Earthquake, Tsunami and Flood in Florence
“Spirit of the Tohoku
University 2011.3.11”
--Reunion and
Incubation of the Global Research Network—
2012年 3月10日 13:00-17:00
仙台市商工会議所 (仙台市青葉区本町2-16-12 地下鉄勾当台駅下車、東二番丁 三越向側)
http://www.sendaicci.or.jp/ccijyouhou/contents/05.html
詳細は http://cobalt.cneas.tohoku.ac.jp/users/sato/March11-symp.html
主催 東北大学 東北アジア研究センター
後援 イタリア文化会館、イタリア大使館
東日本大震災では津波によって多くの歴史的建造物や文化財が失われた一方、これらを救出する活動も活発に行われました。イタリアは我が国と同様の火山・地震国であり、自然災害に対する文化財保護の研究が盛んに行われています。1966年フィレンツエ市はアルノ川の氾濫による洪水で、多大な被害を受けたことから、文化財保護に関する経験が蓄積されてきた場所でもあります。本講演会では、東北大学と共同研究などで関わり合いの深いフィレンツエ大学から研究者を招へいし、文化財を保護するため、いかに科学技術を導入するかについて実践的な例を紹介しながら現状についての講演を行います。更に国内における文化財保護のための科学技術応用について実例を通じた紹介をいたします。文化財保護にご興味をお持ちの方から、現場で実務に携わる方までわかりやすい説明をいたします。
本講演会は東北大学が主催する“Spirit of the Tohoku
University 2011.3.11”の一環として実施します。イタリア語の講演には同時通訳がございます。
1.
1966フィレンツエの洪水と文化財保護活動 フィレンッエ大学Massimiliano Pieraccini
2.
絵画の構造調査、歴史的建造物の振動調査 フィレンッエ大学Massimiliano Pieraccini
3.
テラヘルツ波による初期ルネッサンス絵画の調査と修復(協力:ウフィッツィ美術館) 情報通信研究機構 (NICT) 福永 香
4.
電波科学による 遺跡保護、防災・減災技術 東北大学 東北アジア研究センター 佐藤源之
5.
東北大学・フィレンッエ大学 レーダによる栗原市大規模地滑りモニタリング (佐藤+Pieraccini)
6.
地中レーダーによる遺跡保存技術について(仮題) 奈良文化財研究所 金田 明大
7.
日本の文化財保存における科学技術の応用 奈良文化財研究所 高妻 洋成
パネルディスカッション(30分)